アメリカ大統領選挙について
さぁ、アメリカ大統領選挙が終わりました。
結果は、トランプ氏の勝利
まぁ、予想通りといえば予想通りですね。もともと僕はトランプ派でした。
今日は自由に使える資産が200万円あれば最低50万は稼いでましたね・・・子供って損です。
「いや、ちょっと待て! テレビも新聞もトランプ氏はヤバいって言ってるじゃないか。どうしてお前はトランプ支持なんだ」と思われた方もいるでしょう。
今日はヒラリー派を論破するというテーマで書いていこうかと。
それぞれの公約
ヒラリー(69)陣営
外交
・各国との同盟を重視する
・イランの核合意を支持
・ISへの空爆強化
経済
(途中で主張を変えていましたね。賛成⇒反対)
(金持ちから貧しい人へお金を回す政策ですね)
(まあそもそも仕事に着けていない人は関係ありませんが、不法移民の賃金も上がり彼らも職を失いかねない)
内政
・銃規制強化
・オバマケアを継承
(保険料は47%上昇、アリゾナ州は100%以上、未加入者は罰金700ドル)
・不法移民の市民権獲得への法整備
(工場、農園などの肉体労働に従事する人は当然反対ですね)
対日
・日米同盟を重視
(日本にとってはいいこと・・・なのか? 財政的には日本有利)
その他
・パリ協定などを通して環境、地球温暖化問題へ取り組む
トランプ(70)陣営
外交
・米国第一主義
(世界の警察を辞め、自国の発展に取り組む。「内向き」と呼ばれる方針)
・イラン核合意に反対
(前政権の功績ということ、イスラム圏の国ということもあってか反対)
・ISを打倒する
(世界の警察を辞めると言いつつ、差し迫る脅威には対応するらしい。イスラム教徒の一時入国禁止はISが滅ぶまでか?)
経済
・TPP離脱
(クリントンが途中で真似をしたため選挙への影響は薄いが、安価な外国製品の流入を警戒)
・連邦法人税の大幅な引き下げ
(トランプ自身も含め企業経営陣にとっては嬉しい。今後これにより上昇気流に乗っていけるのか)
・中國の為替相場の是正
(両候補とも中国を名指しで批判。トランプのほうが激しい批判)
内政
・銃規制強化反対
・オバマケアを撤廃。「誰もが加入できる保険を目指す」
・不法移民阻止のためメキシコ国境に壁をつくる
(読者の方は、現在メキシコとの国境がどうなっているかご存知ですか? メディアが意図的に報道しないせいか、これを知らないでトランプ批判をするマヌケがほとんど。答えは後程)
対日
・日米同盟などに懐疑的。同盟各国に負担増を求める。
(ここで削減する膨大な防衛費を内政に回すのかな?)
(日本にとっては「何を今さら」「日本を守るためだけじゃねえだろ」)
その他
・パリ協定への脱退を表明
(僕は電気自動車など環境分野に進みたくて電気工学の勉強をしていましたが、よくよく調べたり、教授と話すうちに「それは無駄」と気づきました。まあ「エコ」だから売れはしますが)
(将来的に、勢いのある途上国らの二酸化炭素排出量は先進国と並ぶでしょう)
両候補の公約についてアメリカ国民は
「経済」はトランプ
「内政・外交」は意見真っ二つ
「対日」は昔から「日本はずるい」という意見が存在する
といった感じ。
続いてはそれぞれのトピックについて
赤はトランプ
青はヒラリーです
女性蔑視・脱税・会社の赤字問題
・過去に法律の抜け道を使って脱税していた(もちろん違法ではない)疑惑が浮上
一般市民から反感を買う。
(どこの国でも企業の脱税や抜け道を使った節税は当たり前。もちろん日本も。たまにバレルと叩かれるくらい)
・今年度トランプ氏の会社は赤字を計上。
素人目で見ると「こんなので大統領なんてやってけるの?」
(赤字のない企業などない。何よりトランプの資産は世界150位台)
・11年前の女性蔑視発言「金さえあれば女を好きなようにできる」
もちろん民衆、特に女性の反感を買う。支持率も下がりましたね
※ただしこれは事実です。
もっとも分かりやすく言うと「金になびく女はたくさんいる」という意味でしょうが。ていうか男女関係なしですね。その先にセックスがあるから女性について言っているだけで。
金持ちしか知らない世界があるみたいです
堀江氏「人の心は金で買えます」
「普段はお金をむしろ忌み嫌ってるんですよ。ただ
実際目の前にうん百万の大金が積まれたとき、人
は豹変する。それを見るのが面白いんです」
電通某社員「名詞を渡した女性とは必ずヤル」
実際そんなものでしょう。少なくともそんな大金を目にしたことすらない貧乏人とは次元が違うし、僕らが論ずることではないでしょう。
もうひとつ。
金もある。地位もある。事業も成功を続ける。
「そんな中で驕らない人間などいるのでしょうか」
しいて言えばクリントンのほうも金銭問題は山積みで、
両候補とも調子に乗っていた過去があります。
だけど僕はそれはむしろ自然なことだと思います。クリントンさんが大手銀行主催の講演会で一度につき何百万、時には何千万ともらっていようとトランプが何人もの女性に関係を迫っていたとしても。
二人とも70近く。欲や野心があって結構じゃないですか。
11年前の大統領になるとは考えていなかっただろうころの発言で窮地に立たされたトランプはこう反論しました。
クリントン「彼は女性に対して偏見を持っている大統領にふさわしくない」
トランプ「私は口だけだ。あなたの夫(ビル・クリントン)とは違って行動(不倫)に
は移さない」
素直に認めて、「調子乗ってませんでしたすいません」と謝ればいいのにw
不法移民・トランプの壁問題
・不法移民とは主にメキシコ・中南米の人、最近は中国人もだそうです
安価な労働力であり、アメリカ南部の労働者の雇用は当然なくなりますねw
トランプ「メキシコから移民が大量に来て職を奪っている。巨大な壁をつくって侵入を防ごう。トランプの壁だ!」
今回メディアはイメージダウンを恐れ、トランプ派に回ることができません(新聞、テレビ局合わせてトランプ支持は2局のみ)
しかも演説の中で特に過激な部分を切り取ることで視聴率UPが狙えます。
そしておそらく金が動いているでしょうから、民主党の批判はなるべくしない
国民もあからさまなヒラリー推しにげんなりした部分もあったようで
その結果、
「メキシコとの国境には既に壁があることをどのメディアも大きく取り上げたりしない」
知ってました? 不法移民の侵入を防ぐために頑丈な柵のようなものが近年配置されていました。
いつ?
オバマ政権のときです。
てことは、民主党はトランプの壁はやり過ぎだ、過激だといいながら、実は自分たちで実行済みだったというわけ。クリントン氏は中途半端に言及しなかったのがマイナスか。
つまり「トランプの壁」は壁の補強、もしくは「法律の壁」にシフトするか「議会と話し合った結果、別の案でいきます」とするのか。
まあ現実的でないという点は賛成です。金もかかるし。
イスラム教徒、入国禁止
文字通りイスラム教徒の入国を一時(ISの危機が去るまで)禁止するというもの。
他にもモスクを監視すべきだというものも
まあ、支持率のこともあって大規模なデモが起こればさすがのあの人も躊躇すると思いますが。
僕はこれについては反対。解決策はISをぶっ潰すことですが、トランプが言った通りに早急に行動に移すかがカギとなるでしょう。
私用メール問題
・トランプ氏がクリントン氏に追い付くきっかけになったとされるこの問題。
解決したはずの問題が再燃したのですね。
「FBI長官のあの人、共和党支持者なんじゃないの」とか思いましたが、安心してください。クリントン派らしいです。
・ではなぜあの時期に発表なのか。TVの専門家3名が口をそろえて言うには
「いやいや、見つけらすぐに報告しないとFBIの信頼失墜につながるし、故意に遅らせたら民主党に有利に動いたとなって刑事事件だよ」
だそうです。
さらに、問題発覚? ⇒やっぱり無罪
にもかかわらず、支持率が戻らなかった
つまり、民主党支持者の一部はトランプに寝返ったのです。
1、問題発覚「やっぱトランプかあ」
2、心配だからトランプについて調べる
(僕の親もそうですが、両候補の公約すら端まで読まないで利権まみれのTVの情報を猿真似するバカが日本、もちろんアメリカにも大勢います。もちろん論破しましたがw)
3、「あれ、何かトランプのほうがマシじゃね?」
(実現できるか分からないのは両候補とも、ならマニフェストや演説で判断するしかない)
4、そう思った一部の支持者は、事件解決後もトランプのまま
トランプ氏「数万件のメールをたった8日で操作できるわけがない。ヒラリーは今の腐った組織と社会に守られた」
国内の専門家も「8日では無理、FBIへ圧力がかかっている感は否めない」としているくらいで、事件解決はかえってクリントン氏へのブーメランボールとなってしまいます。
そもそもFBIも「捜査は選挙期間中に終わらない」としていましたしね
もちろん日米メディアはそんなことはほぼ伝えません。
日米関係
はい、いつか民主党が政権をとる(ことはないとおもいますが)そのまえに国防軍なりを整備するいい機会かと。
沖縄基地問題も基地を減らして代わりに自衛隊か国防軍をおけば問題なし(中国が来たら終わり)
テレビでは「トランプ氏はビジネスマン、政治経験はなく制御不能だ」とか言ってますが、きっちり利害を示して交渉すれば問題ないかと。商談のように
ぶっちゃけ政治顧問もいるだろうし、ブレイン、サポーター、側近、秘書、副大統領、軍人、トランプ派の議員がいるし、実務は官僚がするのでさほど問題はないでしょうというのが僕の予見です。
暴言王トランプ
不動産王と呼ばれる一方、過激な発言から暴言王と呼ばれることも。
TVも視聴率を上げるため、過激な部分を切り取って放送します。
「被災地にボランティアにいったら思いのほか大したことなかった」
これとにているのでしょう。
なぜならテレビで報道されるのは「最も被害が大きかったところ」だから。
トランプは「メディアは今まで出会った中で一番嘘つきだ。みんなの持つトランプ像はメディアのつくったものだ。まあそのおかげで私は勝てる」的なこともいってましたね。
そして「政策論争をしていない」といいますが、大衆へのウケを第一に考えて過激発言とトランプ批判しかしないメディアの責任でもあります。
(調べれば公約は出てくるが、めんどいのでたいていの人はメディアの言うことを真に受ける)
ところが今回は違いました。
それがインターネットですね。米国版2チャンやSNSで論争があった結果、ネット空間ではトランプが勝っていたそうです。
ネット民は当然情報を持ってますから、自分たちで政策論争を進めるのです。
アメリカでは4人に1人がいじめの被害に遭うというくらいですから、当然ネットの世界に居場所を求める動きが広まる。
ヒラリー派のような金持ち、都会の人間と違って貧しい人、遊び回らない人にとってネットが娯楽になりつつあります。世界中で。
そんな社会ですから、テレビ局のエリートの決めた「クリントンが勝つだろう」論などあってないようなものです。完璧に操作できるのはITに疎い人くらいでしょう。
日米の専門家によると、トランプの暴言は職を失ったり現状に憂いている人の心の声そのものだったらしいです。
僕の親も南部アメリカだったらとっくに職を失っていたでしょうしねw
隠れトランプ支持者
学校では当然、リアルを謳歌しているイケイケの学生はネットに入り浸る生活はしておらず、その結果メディアのいうことを世論だと信じています。
大人も同じで「あんな暴言吐くやつを支持する奴はおかしい」という風潮が出来上がります。
メディアが「トランプの暴言」「熱狂的トランプ支持者」を悪者として取り上げるから当たり前といえば当たり前。
そして「そりゃヒラリーにいれるよね(トランプ派はありえない、即ハブにするよ?)」となれば、仲間はずれが怖くて誰もトランプ支持とは言い出せない。
テレビも同じで「トランプ支持」=「暴言の容認」+「メディア批判」
タレントならイメージダウン、もしくはネタにしながらトランプ支持
日本でもトランプ支持はTV局の圧力に屈しなかった専門家くらいです。
これって一昔前の「オタク」の問題に似てません? 最近は理解が進んでいますが
メディアが「アイドルのイベントで大声を上げる熱狂的なファン」「コメンテーターのオタク文化への引き気味な、否定的な見解」「オタ芸」「エロアニメ」
そのほか書店で目に付く「ラノベの表紙(無駄に巨乳な女の子)(エロイラスト)」などなど。
けど、「オタ芸」にしろ「アイドルのイベントの観客にしろ」それは「オタク」のなかではかなりガチな部類です。そもそも都会に住んでいないとイベントもありませんし。
本当は趣味の一つとして楽しんでいる人の方が多いのに、インドアの時間に静かに後ろめたさなく楽しめるはずだったのに。
一度できた世論はそれを認めません。(まあ僕は学校に行ってたとしても人の目をはばかることなくトランプ派でいましたが)
特に精神的に成熟した大人ほど未知、異端への抵抗があります。そしてメディアで働くのもおとなです。
視聴率のため、番組のための編集が世論を大きく動かしています。
まあ「明確な敵」がいれば民衆は団結できます。
トランプを貶してヒラリー派はまとまり、オタクをバカにしてリア充はより強固に団結する。
隠れトランプ支持者は全米で500万人以上ともいわれてます。
同じように隠れオタクを含めたアニメ、ラノベ、アイドルなどオタクも世代によっては5割を超えるのも時間の問題でしょうからリア中の皆さんは発言にご注意を。
金について
皮肉なことに今回の選挙では、
・支持者・企業から受け取った政治献金額
・選挙運動に必要な金額
・選挙支部の数
・広告費
すべての分野においてヒラリー陣営はトランプ陣営の約2倍のお金や建物をつぎ込みました。
トランプ氏は選挙費用の7割を自己負担したそうですね。
ヒラリーさんは金持ちのくせしてケチったのでしょうか?
ホントにトランプで大丈夫!?
はっきり言ってそれは誰にもわかりません。
しかし実はどさくさに紛れて、下院選では共和党が勝利しています。
これからはしばらく共和党政治が続くというわけで、何から変化が起こるのは確かです。
幸と出るか不幸と出るか。
ですがアメリカ人タレントなどは意外と楽観的です。
「日本人は心配し過ぎ、やって駄目ならまた戻せばいい」
そうですね。ビジネスマンである以上損切りなどは迅速でしょうし、実際具体的な政治の方針を決めるのは側近やブレイン陣でしょうし
(人の意見を聞かない人が資産を34倍に増やして、会社倒産の危機を何度も乗り越えられるわけがない)
実はけっこう楽しみにしてます。
今回はEU離脱戦とは違い、時間をかけた選挙。それにEU戦は若者VS年寄ですし。
こっちのほうが僕の人生も面白いし、実業家大統領なんて初の試みでしょう